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      先人が今をそて未来へ

 
 
  
 
 
 
 
 
 
キャー たすけてーーーー 
 
  
まさしく絹を裂く声。
静寂な当社の午後3時、全館に響く驚愕なhelp call。
 
当時、社長室の入口ドアーはいつも開けっ放しにしていた。
ちょうど当社ビルの中間に位置し、およそ全館の雰囲気が察せられ、
特に隣接するコミュニケーションルームで、食事や休憩時での団欒は
部門間の情報交換の場ともなり、なによりも私もお邪魔虫になれ、
楽しいひと時を過ごせた。
          
『たすけてー』と必死にして恐怖な声と、階段を駆け上がる音が、
神聖なる社長室に近づき、顔を引きつらせ、真っ青な女子社員が、
いきなり飛び込んで来た。
春に入社したばかりの新卒新入社員だ。
過去も以後も類似経験はなく、ただただ驚くほかなかった。
確か工事課の山田主任と同期。
 
なななんなんだ、一体全体何がはじまったんだ。
まじめに(その日は特に)仕事をしていたおっさん社長は、ただただ
入口を凝視するしかなかった。頭真っ白状態となった。
が、それでも今勤務時間中だぜと脳裏にしつつ・・・。
 
その彼女、左手でドアノブをしっかりつかみ、上半身は部屋に入って
いるが、右手を引っ張られている感じ。
寸時にして覚醒し、なにがどうしたんだと思いつつ、そこへ吹っ飛んで
行ったものだ。
なんとドア向こうには、見知らぬ身長170cm程にして、20代前半の
男が、その我が女子新入社員の右手を引っ張っているではないか。
足をつっぱり結構必死に。両手で。
 
『なんだお前は・・・』と一喝すると同時に、彼女の右手をほどき、
彼女を社長室に押し込み、ドアを背で押しバタンと閉めた。
まずは保護、そして排除の救命原則である。
しかし、わずかその隙にその男、脱兎のごとく階段を駆け下り逃走。
逃がしてなるものかとそれを追う私(今より随分若かったのだ)
 
一階の駐車場で追いつき、あばれるのでジャンバーの襟首をつかみ、
背負い投げ(私柔道3段)で、駐車場に叩きつけてまずは確保。
その男、ギャーとかギェーとかの奇声を発し、神妙に制止。
うずくまった男の身元確認の為、聞き取りを開始しようとしたが、
そのすきにそのバカ、逃げ出しやがった。
それが又、ウサイン・ボルトも真っ青な逃げ足。
キューピットの方向へ逃げたのだが、交通量が多く、追跡を断念。
が、私の右手はバカ男のジャンバーをにぎって、離すものではなかった。
そのジャンバーを取りに来るかとも思い、夕方まではポストの上に置き、
夜は、指令室に預けたのだった。
 
その頃には騒ぎに気付いたギャラリーが数人、面白そうに見学していた。
くどいようだが、勤務中なのだ(全員が忘却)
ギャラリーの皆さん、状況を私に遠慮なく、事細かに問いかけてくる。
 が、個人情報に関わるので、そこそこの説明で逃げた。
 
やがて、社長室に避難させている、女子新卒新入社員が心配となり、
我が、神聖にして高貴な社長室に戻った(ギャラリーの同席は拒否)
 
彼女は応接セットにうずくまったまま、顔を上げず微かな嗚咽。
女性のそういう処置は全く苦手。男はもっと苦手なのである。。
思慮の結果、先ほど解散させたギャラリーに頭を下げ、処置を依頼。
喜んで引き受けてくださった。
勿論、痒くなるほどのご丁寧ななぐさめと、激励のオンパレード。
しかし、彼女から何気の情報収集の技術は、日本古来の『匠の技』と
言って然るべきであろう。
私はその見事な技を、見逃すものではなかった。
 
結果彼女は、せっかくの制服(当時は制服を支給・3Fに展示中)
ボタンも取れ、丸裸同然に身の上を語っていた。
げに恐ろしき『匠の技』と言うべきか。
 
当然夕方には、会社の隅々までその噂は広まり、普通に尾ひれの
質と量が付加されていた。
 
ようするに・・・
元カレがしつこく追っかけまわし、逃げ回っていた由。
だが、とうとう、会社まで忍び込ん来たので、水槽の裏で話し合ったが、
危険を感じて逃げたとの事。
だが、その女子社員、勤務中である事を、全く忘却の彼方であった。
 ま、関わった我々もだが・・・
 
後年、ムサシで赤ん坊を抱いた彼女とバッタリ。
隣の旦那さんが、その折のジャンバー男であった。
 
 
 
 

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